本記事では、CK3の日本語化MODを導入しています。
目次
Crusader KingsⅢの称号の継承について
CK3では子供が複数人いる時に称号が分割相続制に基づいて継承されてしまい、領土が半分以下になってしまうため、家族計画や策略でコントロールすることが求められます。
長子相続を取得するためには、数百年ほどプレイする必要があります。
しかし、簡単にお気に入りの子供に相続させる方法もあるので、様々な方法を紹介したいと思います。
現在の継承の概要は領国→継承タブから確認できる
まず覚えておかなければいけないのは、領国ウインドウ(F2キー)の継承タブ内で称号継承者とその継承先を確認できることです。
残念ながら、継承する称号を入れ替えたりすることはできない(制度のルールにのみ則る)のですが、称号の継承が許容できるか否かを定期的に確認しておくと良いです。
慣れてくると、後述する”廃嫡”を利用せずとも国を理想的な形に維持できるかどうかをこの継承タブから考えることができるようになってきます。
MODを導入する(初心者向け)
初心者向けの記事でもおススメしていますが、ゲームを始めた方に特におススメなのがMODを導入するです。
こちらのSwitch to Primogeniture(外部リンク)MODを導入することで、ゲーム開始時(王権レベル2が必要)から長子相続 or 末子相続を選択できるようになります。
長子相続か末子相続であれば、自身の持つ称号全てが一人に継承されるためプレイヤー交代時の混乱を少なく収めることができます。
メリット
威信・名誉・信仰点などを消費しない
デメリット
MODがバージョンによって動作しない可能性がある(私の環境では動作するのですが、コメント欄では動作しないと訴える方がいます)
AIも長子相続のアンロックが可能になりゲームバランスが崩れる可能性がある点(MODコメント欄にこのような記述がありましたが、MODの値を確認したところ、ai_will_do値:AIがどの程度この決断を行うかの頻度の値が0に設定させれており、MOD導入して200年プレイした(自分はこのMODの決断を利用していない)データでも、AIがこのMODの決断を利用した形跡は確認できませんでした)
後継者を一人だけ生む
30代後半の管理能力が優秀な女性と婚姻することや結婚の時期を調整することで、子供を少人数に収めることで後継者を一人だけの状態に保つ方法です。
メリット
威信や信仰点などを消費しない
デメリット
子供の数が少ないため、同盟や名誉の獲得が少なくなる
後継者が一人だけ生まれるとは限らない
後継者が一人だけになるとは限らない不安定な手法です。
配偶者以外との間に隠し子を持っておくことで、後継者が不慮の事故や病気で亡くなってしまっても認知することで後継者とすることができます。(Game of Thrones視聴者であれば隠し子は絶対に作る派でしょうが)
廃嫡を利用する
長男だけに称号を引き継がせたい場合、名誉ポイントを消費して次男や三男を廃嫡することで継承権を剥奪できます。
三男が優秀で次のプレイヤーを三男にしたのであれば、長男と次男を廃嫡すれば三男を後継者とすることができます。
廃嫡方法は、対象のキャラクターを右クリックして、敵対的行動の”さらに2つの行動がとれます”から廃嫡を選びます。
メリット
簡単に継承権を剥奪できる
新たに獲得した称号なども授与可能
デメリット
貴重な名誉ポイントを消費する
威信も消費する
廃嫡した相手からの評価が大きく下がる
5年間自分の評価が20下がる
名誉ポイントが溜まっていないと廃嫡できないという点に気を付ければ、それ以外はデメリット無しで行えます。
5年間自分の評価が20下がるので、廃嫡を行うタイミングによっては反乱の引き金になるので注意が必要です。
しかし、序盤は名誉ポイントがあまり溜まっていないこともあるので、廃嫡を当てにして子供を多く作ることは避けた方が良いです。
武勇が優秀なキャラクターであれば、男爵領や新たに獲得した国外の伯爵領・公爵領を授与して騎士や指揮官として活躍してもらうこともできます。
ただし、実世界ではあまり積極的に用いられなかった手法なので、プレイに慣れてきたらできる限り廃嫡をせずにプレイを心がけていくとより楽しめます。
誓約を頼む(修道僧になってもらう)
4番目の方法は、称号を引き継がせたくないキャラクターに修道僧になってもらうことで称号の継承を不可能にさせる方法です。
ただし、(基本的には)騎士や指揮官になることも結婚して子孫を残すことも不可能なため、名誉ポイントが不足しているときや温存したいときにおススメの方法です。
メリット
名誉ポイント・威信を消費しない
デメリット
信仰点を消費する
必ずしも修道僧になってくれるとは限らない(特に称号の継承順位が高い長男は要求を呑ませるのは不可能で、次男も難しい)
指揮官・騎士になれない(神官戦士の伝統を持つ文化であれば可能)
結婚できないため子孫を残せない
新たに称号を授与できない
修道僧になることはデメリットが多く、神官戦士の伝統がなければ騎士にもなれません。
結婚できないことから、ゲームの目的である一族の繁栄とも一致しないため、あまりおすすめできませんが、子供が多すぎる時やこのまま分割相続されると国が二分して内乱が避けられないときの手段としておくのが良いと思います。
留意しておくべき点は、子供の性格によっては修道僧になることを拒まれることがあるという点です。
修道僧にさせる子供は自分が後見人になって教育することを推奨します。
称号に選挙制を導入する
公爵以上の称号に限られますが、称号の継承方法を選挙制に変更することで実質的に長子相続・末子相続とすることができます。
選挙ってことは、市民によって選ばれてしまって称号を継承させたいキャラクターへ引き継がれないのではないか?と不安に思う方もいると思いますが、安心してください、このゲームは中世なので一般市民に選挙権などありません。
称号をクリックして、下にある”法律を追加”から威信を消費して選挙制を導入できます。
メリット
長子以外・女性にも継承させることができる
デメリット
公爵級以上の称号にしか導入できない
法律を追加・削除するために威信が必要
王国や帝国級の称号は封臣が多くなり選挙に負ける可能性がある
選挙権を持つのは統治者とその称号の慣習的領土の封臣のみです。王であれば3票入れられるので、その称号の慣習的領土に封臣が仮に2人いたとしても束になっても勝てない素晴らしい選挙制度です。
(神聖ローマ帝国などは選帝侯などがいて特殊です)
王国級の主要称号に選挙制度を導入すれば、長子ではない別のお気に入りの息子を次のプレイヤーとして選択することも可能になります。
注意点として、伯爵領は分割相続されてしまう点が挙げられます。
F2キー領国の継承タブから確認しましょう。
投獄後に処刑する
現代社会では法的根拠無く身柄を拘束することは決して許されませんが、中世ではあり得ない話ではありません。
罪を犯したことが発覚した場合は、暴政値を上昇させることなく投獄が可能です。
まとめ
MODを導入しない場合は、子供は大体2~5人くらいになるようにしつつ称号継承者が複数いる場合は廃嫡を行ったりして継承権を調整し、プラスして隠し子を持つことが個人的なおススメです。隠し子(私生児)は、認知すれば継承が可能になります。(ロールプレイの幅も広がるので。)
これ!この情報が欲しかった。初心者が始めると最初にぶつかるのがこの壁です。