十字軍遠征に熱心だった騎士や家系は欧州の中の一部でしたが、それらの家系が十字軍において果たした役割は非常に重要でした。
本記事では、CK3の1066年開始時に十字軍遠征を熱心にプレイしたい方向けに、史実で十字軍遠征に積極的に参加した家系を紹介したいと思います。
ブローニュ家
第一回十字軍遠征後にエルサレム王となるゴドフロワを輩出しています。
ゴドフロワの弟で、初代エデッサ伯、2代目のエルサレム王ボードゥアン一世であるボードゥアン・ド・ブローニュもいます。
ゴドフロワの兄ウスタシュ・ド・ブローニュも第一回十字軍遠征に参加しています。
ルテル家
十字軍家系として有名なルテル家は、後述するモンテリ家(モンレリー家)と非常につながりが深いです。
CK3の1066年開始時のルテル伯マナセの後継者ユーグはメリサンド・ド・モンテリと結婚しています。
ユーグは1101年に十字軍に参加しています。
ユーグの息子ボードゥアン・ド・ブルクは三代目エルサレム王ボードゥアン二世になりますが、CK3内ではユーグにボードゥアンという名前の子供はいません。
しかし、ボードゥアンが生まれたとされる1060年と同じ生年のマナセ・ド・ルテルが存在しており、彼が恐らくボードゥアン二世だと思われます。
モンテリ家(モンレリー家)
CK3内ではモンレリー家として登場する一家です。領地持ちの人物はいませんが、ミロン一世・ド・モンテリとその子供ミロン二世は十字軍に参加し、ミロンの妹であるメリサンドは後のエルサレム王ボードゥアン二世の母親にあたります。
CK3では領地を持っていないのでプレイヤーとしては遊べませんが、騎士として呼んでみてもいいかもしれません。
リュジニャン家
リュジニャン家は、ユーグ4世がレコンキスタに参加したことから、十字軍家系としての歩みを始めました。
CK3の1066年初期では、リュジニャン伯爵は修道院との争いから”悪魔”のあだ名をつけられた人物で、異父兄弟のトゥールーズ伯レーモン四世と共に第一回十字軍遠征に参加しました。
その後も、彼の子孫は幾度となく十字軍遠征に積極的に参加しました。
”悪魔”ユーグ六世の孫にあたるユーグ八世は第二回十字軍遠征に参加しましたが、捕虜になってしまいました。しかし、捕虜となったトリポリである領主の娘と結婚して、トリポリで領地を得ました。
ユーグ八世の子供達は、十字軍国家のキプロス国王やエルサレム国王になりました。
参考文献
”図説 十字軍” 櫻井康人 2019年