ネーミングに使えるリスト ~怪物編(英語併記)

~怪物編と日本語にすると非常にダサいですが、架空のモンスターを様々なネーミングに使えると思うので、ざっくりした説明と共に紹介したいと思います。

StellarisのCommonwealth of Manの艦隊ネームが非常にかっこよく、そのname_listファイルを基にしております。(Strike Force Medusa、Strike Force Werewolfなど、英語で書くとカッコいい)、そのname_listファイルを基にしております。

随時追加予定。

Werewolf(ウェアウルフ)

日本人にもお馴染みの狼人間ウェアウルフです。

満月の夜に狼に変身する怪物です。東ヨーロッパが起源とされていますが、中国やスラヴの神話にも狼憑きの話があるようです。

ハリーポッターのウェアウルフ©Robert Clarke CC BY-SA 3.0 , via Wikimedia Commons

Medusa(メドゥーサ)

女王を意味するMedusaという名前はカッコいいですが、ギリシャ神話に登場するおどろおどろしい話ばかりの怪物です。

特徴は頭の髪の毛が蛇であり翼を持つことです。元は美しい少女だったが、海神ポセイドンと神殿で交わったために、アテナの怒りを買って怪物に変えられてしまいました。

その後、ペルセウスに討ち取られて首を刎ねられたときにペガサスが生まれたとされています。

ペガサスの生みの親(?)だと知らない人は多いのではないでしょうか。

ミケランジェロの絵画『メドゥーサ』(Public Domain)

Manticore(マンティコア)

人間の頭部とライオンの体をもつ怪物です。名前は聞いたことがある人が多いと思います。

古代ローマの著述家アイリアノスは、”インド人はまだ尾に針が生えていないマンティコアの子供を狩る。”と書き記しています。(インド人強い)

ヨハネス・ヨンストンのマンティコアの木版画挿絵(Public Domain)

Basilisk(バジリスク)

王を意味するギリシア語バシレウスが語源の怪物です。

元は蛇の王だと言われていたようですが、中世頃には雄鶏と同様のトサカを持つ怪物として描かれるようになったようです。

バジリスクを視たものは死に至るとされている。天敵はバジリスクの視線を受けても死なないとされるイタチ。

ヴェンツェスラウス・ホラー(1607-77)の版画『イタチとバジリスク』(Public Domain)

Chimera(キメラ)

ギリシャ神話に登場する怪物キマイラです。一般では、様々なものの複合体の意味でも使われます。

元は雌山羊の意味であるキマイラは、紀元前700年ごろの詩人ヘシオドスによれば3つの頭部を持つ怪物だとしています。

ヤコポ・リゴッツィが描いたキマイラ(Public Domain)

Minotaur(ミノタウロス)

頭が牛で体が人間のギリシャ神話に登場する怪物です。

ギリシャ神話では、クレタ島の王妃パシパエと海神ポセイドンから贈られた麗しい白い雄牛との間に生まれたとされています。

その後、クレタ島のミノス王は王妃が生んでしまった怪物が世間に知られる前に、複雑な迷宮を作り、そこにミノタウロスを閉じ込めました。

ミリタリー好きな人はイギリス読みのマイノーターと呼んでしまうかもしれません。Minotaurの読み方はアメリカ英語でミノトー、イギリス英語でマイノーターに近い発音となります。

ミーノータウロス像©Marsyas CC BY 2.5 , via Wikimedia Commons

Gorgon(ゴルゴ―ン)

ギリシャ神話に登場する髪の毛が蛇の怪物です。先に紹介したメドゥーサを含めたステンノ・エウリュアレの三姉妹のことを指します。

Edward Everett Winchellによって作られたゴルゴ―ンの装飾(Public Domain)

Dragon(ドラゴン)

説明不要の最も有名なモンスターです。

西洋と東洋で厳密には違う描かれ方がされている(西洋のものは龍で東洋は竜として扱う)ようですが、概ね高い知性を持ち、翼と4本の足があるトカゲや蛇のような怪物です。

ざっくり調べた感じでは、西洋の竜は悪者として描かれますが、東洋の龍は縁起の良い瑞獣として扱われているという説明が個人的に一番ピンときました。(確かに、日本では龍はきらびやかな装飾に使われているイメージです。西洋の竜はSkyrimのような扱いだと思えばしっくりきます)

スロベニアの首都リュブリャナの橋にそびえるドラゴン象©Petar Milošević CC BY-SA 4.0 , via Wikimedia Commons

Wyvern(ワイバーン)

Enfield(エンフィールド)

日本人に馴染みのない怪物で、主に紋章学で用いられます。(リーエンフィールド銃のエンフィールドはイギリスの地名を指す)

頭は狐、前足は鷲の爪、胸は猟犬のグレイハウンド、体はライオン、尻尾は狼のように描かれるようです。翼が生えて描かれることもあります。

アイルランドの統一目前まで迫ったブライアン・ボル(CK3用の記事で詳しく解説しています)が、クロンターフの戦い(1014年)で死んだ時の埋葬時にまつわる神話がエンフィールドの起源だと英Wikipediaで触れられていましたが、真偽のほどは定かではないようです。

英語圏でもマイナーなモンスターなようで、現代ではオーストラリア空軍の第38部隊のエンブレムに使われているのが数少ない事例なようです。

O’Kelly家の紋章。緑色で一番上に描かれているのがエンフィールド(Public Domain)

Centaur(ケンタウロス)

Pegasus(ペガサス)

Kraken(クラーケン)

Charybdis(カリュブディス)

Cerberus(ケルベロス)

Cyclops(サイクロプス)

Griffin(グリフォン)

Phoenix(フェニックス)

Scylla(スキュラ)

Titan(タイタン)

Hydra(ヒュドラ)

Behemoth(ベヒーモス)

Sphinx(スフィンクス)

Hippogriff(ヒッポグリフ)

Garuda(ガルーダ)

参考文献

”幻獣とモンスター” 著者:タム・オマリー、訳:山崎正浩 2021

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