自国軍備の確認
まず、自国の兵力を確認しましょう。
CK3では、基本的に数が多いほうが勝利します。
ただし、兵力が拮抗している場合は質や移動ルートなどが勝敗を分けることもあります。
河川を超えて攻撃するときや海から上陸した直後の戦闘では、大きくマイナス補正が掛かるために形勢がひっくり返ることもあります。
ただし、基本は強大な兵力を集めて押しつぶし、敵の領土の城を占領していくことが軍事の基本です。
まず、自国の軍備を確認する方法は右の赤い軍事ボタンをクリックすることで確認できます。
こちらの記事でアイルランド南西部のデスモンド伯爵領での戦争では全軍を招集して戦いましたが、その中には以下の3種類の兵士が存在していました。
- 徴募兵
- 騎士
- 常備軍
徴募兵は、普段は農民などとして生きており、戦争が始まった時に徴兵するため、平時のランニングコストが0となります。
下の画像では471人の徴兵が可能ですが、時間をかけて軍備を整えれば最大で908人を徴兵することが確認できます。
ただし、徴募兵は攻撃・防御力は共に10で特に特徴のない兵士です。
徴募兵は、平時のコストは0で運用できるが、攻撃力・防御力が弱い兵種になります。
しかし、常備軍や騎士に比べて非常に数が多いので、メイン戦力となります。
次に、騎士をクリックして確認してみましょう。
ここには、自分の宮廷にいる騎士や直臣・侍医・成人した後継者などが表示されています。
画像内の状況では騎士は最大6人まで軍隊に同行させることができます。(ライフスタイルなどで十字可能な騎士の最大数を増加させることができる。同盟軍の騎士はカウント外なので、十字軍遠征では両軍共に100人近い騎士が参戦することもある。)
死んでほしくない優秀な侍医や後継者は騎士として戦争への参加を禁止させることができます。
逆に、武勇が高く戦力として優秀な騎士や、折り合いの悪い直臣などを強制的に軍に従事させることも可能です。(戦闘では騎士が死亡することもある)
騎士は、武勇の能力値が高いほど攻撃力と耐久力が増加し、大きな戦果を挙げられるようになります。
強い騎士がいない場合は、決断から騎士を宮廷に招待し、お金を払って登用するか、一族の未婚の女性に他国の次男や三男の武勇ある人物を婿養子に迎えることで騎士として戦わせることもできます。
たかが一人の力でどうにもならないと思うかもしれませんが、中世の騎士は馬も自身もフルアーマーの重装備で、お金のない貧弱な装備の雑兵を簡単に蹴散らすことができる世界なので、強ければ騎士一人で100人以上を倒すことも夢ではありません。(下の画像は、兵士の招集地点を前線に設定しすぎて兵士・騎士が完全に招集できない状態で戦闘となってしまったが、招集に間に合った4人の騎士(内、国王が二人)の奮闘もあり勝利できた)
最後の兵種は常備軍です。
毎月平時であっても維持費が掛かりますが、戦闘力が非常に高いユニットとなっており、パイク兵・重装騎兵・軽騎兵・短弓兵・マンゴネル(攻城兵器)など種類も豊富です。
チュートリアルでは、(多少の変化はあるかもしれませんが)規模2の軽装騎兵、規模1の軽装騎兵、規模1のマンゴネルとなっています。
それぞれの兵科で、地形による強弱や相性があります。
最初の内は、戦闘勝利後に敵を追撃して敵の数を大きく減らせる軽装騎兵と攻城期間を短くできるマンゴネルを多めにそろえておくと良いと考えています。
画面右上の兵力アイコンにカーソルを合わせると、兵力の概要が表示されます。先のムイレダッハとの戦争の際に失われた兵力などもあるので、現在は666の兵力ですが、最大で1224の兵力まで時間がたてば補充させることがわかります。
どんぶり勘定ですが、相手の兵力が1000に迫るようであれば、少し厳しい戦いになりそうだなということがわかりました。
他国の軍備の確認
チュートリアル完了後のアイルランドを見渡してみると、領土を1つだけもつ伯爵領が8つ存在し、領土を二つ持つコナハト小王国公爵領が1つ存在します。
まずは、右となりのオッソリー伯爵領の黒地に白クロスの紋章をクリックして、兵力とその同盟者を確認します。
赤丸で囲んだ部分を確認すると、オッソリー伯爵領の兵力は694で、姻戚関係にある同盟者はいないことを確認しました。
こちらの兵力が1000近くなった時以降に攻撃すれば勝てそうなので、次は宣戦布告を行うまでの過程に移ります。
宣戦布告を行うには
早速オッソリー伯爵のドーナルに宣戦布告しようとしても、開戦事由を持っていないため、すぐに戦争を始めることはできません。
そこで、評議会タブを開いて司祭にオッソリー伯爵領を収める歴史的な根拠を捏造してもらいましょう。司教の能力にもよりますが、1~2年後に宣戦事由を獲得できます。
1年半後に、司教のベルナルドがムルハダの正当な領土だという胡散臭い主張を取り揃えてきました。
最後は誰に支払うかもわからない賄賂を払って、無事オッソリーへの曖昧な請求権を得たので、オッソリー伯爵領への開戦事由ができました。(曖昧な請求権は、一代限りの請求権で子供には引き継がれない。プレイヤーの死に際は注意)
請求権を得たので、さっそく宣戦布告と同時に攻め込みたいと思います。
ですが、その前に宣戦布告画面でしっかりと諸情報を確認しておく必要があります。
まず、兵力差です。これは同盟者の戦力も合算した値となっているため、注意が必要です。
同盟者を自分の参戦している戦争に加わってもらうためには、威信ポイントを消費する必要があります。加えて、戦争に参戦してもらっても、同盟者の自国内で反乱が起きた(起きている)場合は、そちらの対処を優先されて、援軍がいつまで経っても来ないことが多々あります。そういった状況も加味しつつ、宣戦布告して勝てるかどうかを考えてから行動に移しましょう。
下の画像では4152 vs 694で圧勝ですが、援軍を呼ばなければ自軍戦力の1215 vs 694となります。
次に、あなたの要求をのませた場合という項目も重要です。
ある程度プレイしてきたらどういった結果になるのかはすぐにわかるのですが、請求者がプレイヤーの臣下である宣戦事由や、公爵領がからんでくるような戦争は複雑な処理になる場合があるので、慣れない内は確認しておくとベターです。
今回の戦争では、勝利した場合にプレイヤーがオッソリー伯爵領の称号を獲得し、直轄領になることが書かれています。
いろいろと確認してきましたが、自軍戦力は1215でオッソリー伯爵が694で、自戦力のみで圧倒しているため、そのまま宣戦布告し同盟者の援軍無しで戦おうと思います。
戦闘の勝敗を決める要素
・徴募兵の数
・騎士・常備軍の質と量
・指揮官の軍事能力・特性
・地形(例えば、平地では騎兵の攻撃力が+15されるなど)
・常備軍の兵科の相性
などがあります。
今回は、相手が一つの伯爵領だけなので、相手が防衛する首都を包囲し、陥落させることで戦勝点が100点に到達します。
招集した軍を移動させる場合、敵との交戦が予想されるプロヴィンス(マス目のこと)に剣がクロスしたマークが発生し、勝利する可能性が高いのか負ける可能性が高いのか、それとも拮抗してどちらが勝つかはわからないのかを大まかに知ることができます。
戦闘結果の確認のススメ
敵軍との戦闘後に、画面上の緑色のお知らせアイコンから、常備軍や騎士が相手をどれだけ倒したか、といった情報を確認できます。さらに、戦闘結果の騎士のタブを選択することで、騎士の各個人が何人を撃破したかも詳細に確認することが可能です。
もちろん今後の軍備の方針の参考にもなりますが、
ここは中世の封建社会ですので、ここで戦果を挙げた騎士を一族の姪や娘との婚姻を手配したり、伯爵領地をいきなり与えたり、デメリットなしで称号のはく奪・授与のできる直轄領の男爵称号を授与したり・・・そういったロールプレイの妄想が膨らんできます。
今後の国家運営の人事をどうするか考えていると、楽しくなってくるゲームです。
攻城戦の仕様
攻城戦は、城塞のあるプロヴィンスに軍を駐留させることで自動的に始まります。
三本槍のアイコンをクリックすることで、攻城戦の詳細を確認することができます。
城塞の耐久値は、要塞レベルと守備隊の人数によって決まります。今回のガウラーンの包囲では、耐久値は250となっています。
攻城戦の詳細画面の左下に、毎日どれだけの進展が得られるかが表示されています。
カーソルを左下の個所に合わせると、基本+1.0で常備軍+0.6となっています。
つまり、基本値として毎日包囲が1進み、攻城兵器であるマンゴネルの効果でプラス0.6の合計1.6一日で包囲が進むことを意味しています。
このまま何も起こらなければ、毎日+1.6されつづけて約5か月後に(1.6pt×150日=240日≒250日)ガウラーンは陥落することを示しています。
包囲している間は何も起こらず、何もできないわけではなく、攻城戦の詳細画面中央に示されているように包囲イベントが一定期間ごとに発生します。
基本は20日毎に発生するのですが、指揮官の特性”軍事技術者”で-6日(14日毎)になります。
包囲イベント発生日には、城壁が一部崩れるイベント(包囲イベントが発生するまでの日数-2日)や城壁が大きく崩れるイベント(包囲イベントが発生するまでの日数-4日)や疫病の流行(疫病の流行中は包囲の一日あたりの進展が増加する)などがランダムで発生します。
守備側に有利なイベントは発生しないので、5か月後に陥落と表示されていても、実際はもう少し早く陥落することになります。(今回のガウラーンの包囲は、1か月前倒しの6月2日に終了)
攻城兵器を用いて包囲中に、城壁が崩れるイベントが発生することがあることを先ほど紹介しましたが、城壁が崩れた後は、攻城戦詳細画面右下をクリックすることで、包囲軍による城塞への突撃命令を出すことができるようになります。(知らない人が結構いると思います。自分も最初全然知りませんでした)
包囲を続けるよりも早く攻城戦を終わらせることができますが、その分兵士の消耗も激しくなります。
敵の守備兵を下回るくらいまで兵士の数が減り過ぎた場合は包囲ができなくなり、一日あたりの進展が0になってしまうこともあるので、圧倒的兵力差か、最後の1か月か、戦争の要求をのませる最後の攻城戦の時に突撃命令を下すことを推奨します。
同盟者への参戦要請
相手との戦力が拮抗している戦争や、自分の戦力だけでは勝てない相手には、迷わず同盟者への参戦要請を行いましょう。
しかし、気を付ける点が2点あります。
一つ目は先ほども触れましたが、
・同盟者が戦争に参加しても、援軍に来るとは限らない
・同盟者への参戦要請には威信ポイントが必要(防衛戦争時は威信ポイントは不要)
の2点です。
参戦要請は簡単で、画面上部の通知画面から参戦要請が可能な同盟者が戦争中は常に表示されています。
その中から、他の戦争を行っておらず、消費威信ポイントが少なく、動員できる兵力の多い同盟者に参戦要請を出しましょう。(兵力の多い同盟者は消費威信ポイントも高く設定されていることが多い)